自然の勅命
〜The Great War on Next Stage〜
PRESENTED by 駿河南海軍工廠
-2001-
INDEX
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・まえがき
ここでは、当サイト二度目の連載小説であり、初の本格的(?)大型架空戦記となった「自然の勅命」シリーズを公開しています。
本作は、第二次世界大戦の時代を下敷きとした仮想世界を舞台に、大艦隊同士の海空戦、SF的な広域制圧兵器の実戦投入、大規模かつ長期に渡る大洋間世界大戦といった、執筆当時としては非常にスケールの大きな諸要素を通して、非現実的なカタルシスをテーマに描いた、ファンタジー戦記小説です。
前作「遠い約束」シリーズに次ぐ長篇小説で、まだ経験のごく浅かった当時の私にとり、この作品の執筆は貴重な経験と数々の重要な教訓をもたらしてくれました。
初期の未熟な習作であることに変わりはありませんが、ここは読者の皆様にも竹馬の童心に帰って頂きまして、知恵も見識も浅い少年の目線で、本作をお楽しみ頂けましたら幸いに存じます。
(作者 二〇〇八年)
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・巻頭付録
・The World -「勅命」シリーズの世界観-
・本篇
(目標に肉薄するJu87急降下爆撃機。その命中率の高さで緒戦の勝利に大きな貢献を果たした)
・序章「風の始まった日」
・第一章「新たな翼」
・第二章「流れゆく時代」
・第三章「抜錨」
・第四章「真冬の烈日(前篇)」
・第五章「真冬の烈日(中篇)」
・第六章「真冬の烈日(後篇)」
・第七章「布哇沖の残照」
・第八章「英国分裂」
・第九章「小笠原沖前哨戦」
・第十章「東京沖海戦」
(外洋に出撃する巨大戦艦。大洋の島嶼を巡る戦争では、艦隊決戦が何よりも戦局全体を左右した)
・第十一章「新生大海軍」
・第十二章「八月の砲声」
・第十三章「静寂。それは風に流れて」
・第十四章「星の記憶」
・第十五章「嵐の前に」
・第十六章「大洋鳴動」
・第十七章「蒼穹の後継者」
・第十八章「激動」
・第十九章「誰がために鐘は鳴る」
・第二十章「大西洋海戦」
(撃墜される艦上攻撃機「天山」。大戦末期の海上では、両軍の総力を挙げた死闘が連日のように繰り返された)
・第二十一章「雲霞の如く」
・第二十二章「闇の中の真実」
・第二十三章「静かな戦場」
・第二十四章「決戦前夜」
・第二十五章「決着の時は今(前篇)」
・第二十六章「機動部隊終着」
・第二十七章「舞踏」
・第二十八章「決着の時は今(後篇)」
・第二十九章「孤独なる狩人」
・第三十章「カルニッヒ・ターク」
・第三十一章「Take Me Home, Country Roads」
・最終章「自然の勅命」
・あとがきと解説「再掲に寄せて」
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・参考リンク
本作は、当時私の身の回りにあった数々の傑作の強い影響下にあります。その中でも本作を構成する上で特に色濃く意識した三作品を、参考までにご紹介させて頂きます。
これらの作品を知ることで、本作の世界観をより一層お楽しみ頂けます。
ACE COMBAT 04 Shattared skies
-(NAMCO)
1999年7月、巨大な破壊と殺戮の嵐となってユージア大陸を襲った小惑星「ユリシーズ」の落下から4年後、2003年夏――。
ユージア大陸西部の大国・エルジア共和国は、莫大な被災難民を押し付ける大陸東部の国々との問題を戦争によって解決するべく、隕石迎撃砲「ストーンヘンジ」を有する中立国サンサルバシオンに侵攻。後にユージア全土を巻き込むこととなる凄惨な大陸戦争の幕が切って落とされた。
エルジアの暴挙に対し、東部諸国はISAF(独立国家連合軍)を結成して対抗したが、落下する隕石を正確に撃ち砕くほどの精度と威力を持つ「ストーンヘンジ」を対空砲に転用したエルジア軍は、瞬く間に大陸上空の制空権を握り、圧倒的航空優勢に物を言わせて、近隣諸国を次々と各個撃破していくのだった……。(2001年発売)ゼロ・パイロット 〜銀翼の戦士〜
-(SCE)
海洋を挟んで向き合う二つの大国、「ヤマト」と「ガーランド」。この二つの国は互いが信じる理想と正義の下、幾度もの衝突を繰り返して歩んで来た。
現在、両国の関係は再び敵対し、懸命な外交努力にも関わらず、ついに二国は戦争状態に入る。開戦当初こそ戦争を有利に進めていたヤマト軍だったが、ナカミチ島の攻防で一敗地にまみれると、国力の差が表面化し、ヤマト軍は劣勢に追い込まれていった。
日増しに悪化する戦局に対処すべく、大本営は最新鋭の航空母艦「大鶴」を戦線に投入。同時に第101特務飛行大隊を組織し、戦勢打開を図るのだった。
旋回機銃を撃ちまくりながら、天山でグラマンから逃げ回る、痛快フライトアクション。(1998年発売)鋼鉄の咆哮 〜ウォーシップコマンダー〜
-(コーエー)
1938年、大戦前夜の世界――。日米英独ら海軍列強国は、来るべき世界大戦に備え、軍備拡大にひた走っていた。
その中で特に彼らが熱中したものは、それまでの常識を覆すようなスケールの巨大戦艦、巨大空母、巨大潜水艦である。
それらは「超兵器」と呼ばれ、いざ開戦の折には敵国に対して使用され、甚大な破壊をもたらし、ひいては人類文明の完全な破滅をも招来するものとして、恐れられていた。しかし各国は自国の利益のみを追求するあまり、超兵器開発を中止するどころか、促進させていくばかりである。
危機感を募らせた各国海軍の人々は軍を脱走し、自らの艦とともにかつての祖国と戦うことを決意する。(2000年発売)
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